本殿の背後に広がる「御手洗山(みたらいやま)の自然林」は、県の天然記念物にも指定されている貴重な暖地性植物の宝庫だ。スダジイやタブノキが鬱蒼と茂る森に一歩足を踏み入れると、空気の温度がすっと下がるのを感じる。鳥のさえずりと葉の擦れ合う音だけが耳に届く。
この森を歩く「森林浴」を取り入れたウェルネスプログラムが、いま人気を集めている。深呼吸を繰り返し、足裏で大地の感触を確かめる。ただそれだけの行為が、スマートフォンに支配された脳を優しく解きほぐしていく。自然と信仰が一体となったこの空間は、最高のヒーリングサロンなのだ。