舌の奥にぶつぶつを発見した際、まず最初に確認すべき最大の分岐点は「痛みの有無」と「左右対称性」である。
突起が存在していても舌の奥のぶつぶつが痛くない場合、その多くは生まれつき存在する舌の乳頭組織が、体調変化や胃腸の乱れ、摩擦刺激によって一時的に目立っているに過ぎない。舌の根元付近は普段あまり意識して見ない部位であるため、風邪などをきっかけに偶然見つけて「急にできた病変」と誤認してしまうパターンが非常に多い。
対照的に、舌の奥のぶつぶつが痛い、あるいは飲食時や嚥下時にしみるような痛覚を伴う場合は、何らかの病的な炎症が疑われる。主な原因としては、口内炎の多発、ウイルスや細菌の感染による咽頭炎・扁桃炎の波及、あるいは歯の詰め物や親知らずとの慢性的な接触刺激による機械的炎症が挙げられる。
痛みがある場合は急性炎症であることが多く、適切な殺菌や休養で改善しやすい。しかし、痛みが全くないまま少しずつ大きくなったり、硬さを増したりする腫瘤には、重大な疾患が潜んでいるリスクがあるため慎重な見極めが求められる。