現代の小売ビジネスにおいて、なぜ「おうすの里」はWebカートを排した旧来型の通販手法を採りながら、熱狂的な支持を拡大し続けているのか。ここには、人間心理とブランド論に基づいた緻密な戦略が存在する。
返報性の原理とおもてなし接客が生む「熱烈なファン化」
実店舗に足を踏み入れた瞬間に体験する「丁寧なお茶出し」と「好みに応じた何種類もの試食提供」。心理学で言う返報性の原理(他者から恩恵や配慮を受けると、自分もお返しをしたくなる心理)が自然に機能している。客は単にモノを買うのではなく、「京都の伝統空間で極上の味を振る舞われた」という記憶を買っているのだ。この強烈な原体験があるからこそ、帰宅後もわざわざ電話やFAXを使ってまで取り寄せようとするロイヤルカスタマーが育つ。
おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
どれほど名高い名店であっても、すべての消費者に適しているわけではない。後悔のない選択をするための基準を提示する。
- 向いている人:
- 酸っぱさや塩辛さだけでなく、果実としての奥深い旨味や甘味を感じられる高級梅干しを探している人
- お中元、お歳暮、快気祝いなど、絶対に失敗できない格式あるギフトを選びたい人
- においを気にせず、日々の食卓で手軽にスタミナと美味しさを両立できるご飯のお供(梅にんにく)を求めている人
- おすすめできない(慎重になるべき)人:
- 塩分20%近い、昔ながらの強烈に酸っぱくしょっぱい無添加の白干し梅だけを求めている人(伝統商品もあるが、主力は調味梅)
- Amazonなどのワンクリック注文、即日配送、ポイント還元を最優先したい人
- 毎日の食事で1パック数百円のコストパフォーマンスを最重視する人