藤原啓治が遺した伝説の魂と代表作|野原ひろし後任劇と愛される理由

藤原啓治が遺した伝説の魂と代表作|野原ひろし後任劇と愛される理由

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藤原啓治さんが演じた役柄の幅広さは、声優界でも突出していました。冴えない三枚目の父親から、圧倒的なカリスマ性を誇るヒーロー、影のある軍人、そして冷酷非道な悪役まで、どのキャラクターにも「体温と生活感」を宿らせるのが真骨頂でした。

主要作品・キャラクター名役柄の属性・担当期間後任・引き継ぎ声優演技の特徴と独自の影響力クレヨンしんちゃん
(野原ひろし)1992年〜2016年(初代担当)
国民的アニメの父親像森川智之足の臭いダメ親父でありながら、家族を守る頼もしさを完璧なバランスで造形。日本中の理想の父親像に昇華。MCU アイアンマン
(トニー・スターク吹き替え)2008年〜2019年
ロバート・ダウニー・Jr専属級森川智之(関連作代演等)
大塚芳忠(別媒体等)天才的頭脳と傲慢さ、その裏にある孤独と脆さを色気たっぷりに表現。映画吹き替えの金字塔を打ち立てた。鋼の錬金術師
(マース・ヒューズ中佐)2003年版・2009年版
親友であり娘を溺愛する軍人津田健次郎(ゲーム等の一部媒体)「雨が降ってきたな」の名台詞に代表される、情の深さと鋭利な洞察力を併せ持つキャラクターとして伝説化。HUNTER×HUNTER
(レオリオ=パラディナイト)2011年版(第2作)
熱血漢の医者志望ハンター郷田ほづみ(第1作)
(2011年版は藤原さんが全う)俗物的な一面を持ちつつ、誰よりも仲間思いで涙もろい青年の葛藤を泥臭く演じ切り、高い支持を獲得。FINAL FANTASY VII
(レノ)アドベントチルドレン〜
FF7リメイク(2020年)(リバースでは過去音声を再編)「〜ぞ、と」の語尾でおなじみの軽薄さとプロフェッショナリズム。生前最後の収録作の一つとしてファンに愛される。

このほかにも『交響詩篇エウレカセブン』のホランド・ノヴァク、『ケロロ軍曹』のナレーションおよびポール、『銀魂』の服部全蔵、『青の祓魔師』の藤本獅郎など、脇を固める重要人物から物語の中核を担うリーダーまで、藤原さんの声が宿ったキャラクターは数え切れません。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。