自由な校風やおしゃれな生徒が多いことから、一部のネット掲示板などでは「七里ガ浜高校はチャラい」「遊んでばかりで勉強しないのではないか」という穿った見方をされることがあります。しかし、現場の取材や学校生活のディテールを精査すると、その実像は大きく異なります。
その象徴が、毎年秋に開催される学校最大のイベント「七高祭(文化祭・体育祭)」です。七高祭に対する生徒たちの情熱は凄まじく、クラスごとの演劇や巨大装飾、ダンスパフォーマンスなどのクオリティは県内でもトップクラスを誇ります。準備期間中、生徒たちは企画立案から予算管理、広報、安全対策に至るまで徹底的に自分たちの手で議論を重ねます。
外見的には垢抜けて華やかに見える生徒たちも、根底には「やるべき時は徹底的にやる」という強い規律心を持っています。実際に七高祭を牽引した実行委員やリーダー層ほど、行事が終わった瞬間に猛烈な集中力で受験勉強へとシフトし、難関大学への切符を勝ち取っていく事例が後を絶ちません。「チャラい」と外から見える姿は、他者の個性を認め合い、自分を表現することに対して臆病にならない姿勢の裏返しに過ぎません。