エリクソンの発達課題8段階を全解剖|人生の危機を乗り越える処方箋

エリクソンの発達課題8段階を全解剖|人生の危機を乗り越える処方箋

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教育学や心理学の文脈でエリクソンと並び称されるのが、アメリカの教育学者ロバート・J・ハヴィガースト(Robert J. Havighurst)です。両者の理論を混同する学習者は少なくありませんが、立脚している哲学とアプローチには明確な差異が存在します。

比較項目エリクソン(心理社会的アプローチ)ハヴィガースト(教育社会学的アプローチ)段階区分全8段階(乳児期から老年期まで)全6段階(乳幼児期、児童期、青年期、初期成人期、壮年期、老年期)課題の性質内面的な葛藤と「心理社会的危機」の統合社会生活を営むために習得すべき具体的な「学習課題」課題の源泉生物学的成熟と自我防衛機制、文化的要求の力動的相互作用①身体的成熟、②社会的・文化的圧力、③個人の価値観の3要素青年期の課題例アイデンティティの確立(自己同一性感の獲得)男女両性の友人関係の構築、職業選択の準備、経済的独立の確信未達成時の解釈内面的な脆弱性、次の段階での危機克服への負荷増大本人の不幸、社会的非難、後続課題の達成困難

要約すれば、ハヴィガーストは「健全な市民として社会に適応するために身につけるべきスキルの目録」を提示したのに対し、エリクソンは「揺れ動く内面がどのような心理的葛藤を経て精神的強さを獲得していくか」という深層力動に着目しました。この違いを理解すると、外的な行動目標(ハヴィガースト)と内的な自己受容(エリクソン)の両面から人生の課題を立体的に捉えられるようになります。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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