マツコとフジテレビの距離感を象徴する出来事として、今なお多くの視聴者の記憶に残っているのが、2020年9月に起きた『ホンマでっか!?TV』からの突然の降板です。番組開始から10年にわたり、明石家さんまとの絶妙な掛け合いでお茶の間を沸かせていただけに、事前の予告もなく「本日で卒業」と告げられた幕引きは波紋を広げました。
当時、一部メディアでは「明石家さんまとの不仲説」や「局サイドとのギャラを巡る対立」が報じられましたが、実情は異なります。現場関係者によると、マツコ本人は番組開始当初の「深夜のアングラ感と専門家の奇抜なトーク」が、ゴールデンの定番化に伴って定型化していくことに長年葛藤を抱えていました。
自身の役割が十分に果たし尽くされたという判断と、体調面を考慮した露出コントロールの一環としての円満な降板でした。明石家さんまに対しても深い敬意を払い続けており、2人の間に個人的な確執があったわけではないことが、その後の他番組や関係者の証言からも裏付けられています。