結論から明かすと、ヒカキンはUUUMの社長(代表取締役)ではありません。創業以来、彼がUUUMの代表権を持った事実も一度も存在しないのが実情です。
では、なぜこれほどまでに「ヒカキン=社長」という誤認が広まっているのでしょうか。最大の要因は、UUUMという組織の立ち上げにおいて彼が果たした役割の大きさにあります。UUUMの前身となる「ON SALE株式会社」が2013年に設立された際、ヒカキンは設立発起人の一人として名を連ね、初代ファウンダー兼最高顧問に就任しました。メディア露出や記者発表会の場にトップとして登壇する機会が極めて多かったため、一般読者や視聴者の間で「実質的な社長」として認識されるようになりました。
しかし、実際のコーポレートガバナンスにおいて、ヒカキンが担ってきたのは業務執行を担う社長職ではなく、クリエイター視点から経営方針へ助言を行う「最高顧問」というアドバイザリーの立ち位置です。経営実務はビジネスのプロに委ね、自身はコンテンツ制作とクリエイター陣の精神的支柱に徹するという役割分担が敷かれていました。