アリーナ席における最大のメリットは、何と言ってもステージと同じフロアに立ち、圧倒的な音圧と熱気の中に身を置ける点です。しかし、アリーナフロアには「傾斜や段差が一切ない」という構造上の特徴があります。
メインステージ最前列から10列目前後、または花道やセンターステージに隣接するブロック、アリーナ外周のトロッコ動線沿いは文句なしの「神席」と呼ばれます。目の前をアーティストが通過する瞬間は、表情の細部や衣装の質感までクリアに視認でき、銀テープの獲得率も跳ね上がります。
一方で、ファンの間で懸念されるのが「埋もれ席」の存在です。アリーナフロアの中央から後方ブロック(概ね20列目以降かつ中央寄りの座席)では、前列に背の高い観客が重なるとステージ本体が完全にブラインドとなり、ビジョン頼りの鑑賞を余儀なくされるケースがあります。特に身長150cm台前半の来場者からは「前の人の頭の間からしか見えなかった」「双眼鏡を使っても前の人の隙間を探すのが大変だった」という声が聞かれます。
埋もれ席のリスクを回避するためには、防振双眼鏡の持参や、視界を確保しやすい通路側の座席を引けるかどうかが大きな分かれ目となります。