これからかぎ針編みを始める場合、最初から全セットを買い揃える必要はありません。実用性と扱いやすさの観点から、初心者が最初に選ぶべきサイズは「7/0号(4.0mm)」または「8/0号(5.0mm)」の一択です。
多くの入門書で「並太毛糸には5/0号〜6/0号」と解説されていますが、初心者のうちは無意識に力が入って編み目が固く縮こまりがちです。やや太めの7/0号〜8/0号にアクリルやウールの並太毛糸を組み合わせることで、一目ごとの頭(鎖のV字)がはっきりと視認でき、針を差し込む位置の迷いが激減します。
また、道具の品質は編みやすさと上達スピードに直結します。現在、日本のトップシェアを誇る2大ブランドの特徴を把握しておくことで、長期的に愛用できる道具と出会えます。
- クローバー「アミュレ(Amure)」シリーズ:立体的なカーブを描くエラストマー製ラバーグリップが特徴。2/0号から10/0号、さらにジャンボ7mm〜15mmまで豊富な号数展開を誇ります。針先が糸をすくいやすい独自形状になっており、初心者でも糸割れしにくい設計です。
- チューリップ「エティモ(ETIMO)」シリーズ:世界的な評価を受ける広島針の伝統技術を継承したプレミアムモデル。手にしっとり吸い付くロングクッショングリップと、引っかかりのない滑らかな針先研磨が支持されています。定番の7/0号や8/0号に加え、中間サイズの7.5/0号(4.5mm)などの絶妙な番手がラインナップされている点もプロに愛用される理由です。