アイスプラントは加熱調理にも極めて優秀な食材です。熱を加えることで表面の細胞膜が適度に和らぎ、生食とは全く異なる「外はカリッ、中はとろりとしたジューシー感」が生まれます。
1. 「外サク・中とろ」を実現する天ぷらのコツ
和食割烹でも春から初夏の人気メニューとして供されるアイスプラントの天ぷらは、温度管理と衣の厚さが成否を分けます。
- 薄衣に仕立てる:冷水で溶いた天ぷら粉を薄めにくぐらせます。衣が厚すぎると水分がこもり、ベタつく原因になります。
- 180℃の高温で一気に揚げる:揚げる時間は片面約15〜20秒、合計30〜40秒程度。水分が多いため、長時間の加熱は油跳ねや型崩れのもとになります。
- 味付け:すでに塩分が含まれているため、天つゆや塩をつけず、すだちやレモンを絞るだけで絶品の一品になります。
2. 豚肉やベーコンと合わせる短時間炒め物
脂の旨味と相性が良いため、豚バラ肉やベーコン、きのこ類との炒め物もおすすめです。ニンニクを効かせたオリーブオイルやごま油で豚肉をしっかり炒めた後、火を止める直前の最後にアイスプラントを投入し、10〜15秒ほど全体を軽く煽る程度で仕上げます。余熱で火を通すことで、水分が出すぎずシャキシャキ感を保てます。