絶大な人気を誇る皆中稲荷神社ですが、参拝にあたって誤解されやすい注意点がいくつか存在します。正しい作法と知識を持たずに参拝しても、本来のご神徳を十分に受け取ることはできません。
第一の誤解は、「参拝すれば無条件でどんな願いも叶う」という他力本願の姿勢です。皆中稲荷の由来である鉄砲組与力は、日夜弛まぬ修練を重ねた末に神仏の加護を得て百発百中を達成しました。すなわち、自分自身の努力や準備(正規ルートでの応募手続き、名義の管理、入念なリサーチ)を行った上で、最後の運を託す姿勢こそが神社本来の精神と共鳴します。
第二の盲点は、お守りの有効期限と返納マナーです。神道において、お守りや御札のご神徳は基本的に「1年間」とされています。また、念願のチケット当選や宝くじ的中を果たした場合は、1年を待たずとも速やかに「御礼参り」を行い、感謝の意を伝えるのが本義です。
授与されたお守りは、境内に設置されている「古札納所(こさつおさめしょ)」へ返納します。遠方に居住しており直接の再訪が困難な場合は、感謝の手紙を添えて神社宛てに郵送返納することも可能です(事前に社務所へ確認を推奨)。他寺社のお守りを混在させて返納することは避け、神社のものは神社へ、寺院のものは寺院へ納めるのが最低限のマナーです。