伝説の『吉本超合金』はなぜ過激を極めたのか?神回と出演者の現在

伝説の『吉本超合金』はなぜ過激を極めたのか?神回と出演者の現在

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1997年10月、テレビ大阪の深夜枠でスタートした『吉本超合金』は、心斎橋筋2丁目劇場の閉館からbaseよしもとの開館へと向かう過渡期の関西お笑い界を象徴する番組でした。メインMCを務めたのは、当時売り出し中だったFUJIWARA(藤本敏史・原西孝幸)と2丁拳銃(小堀裕之・川谷修士)の2組です。

スタジオでの軽妙なトークではなく、ロケを中心とした過酷なフィジカル企画が番組の骨格でした。街頭でのゲリラロケ、容赦のない罰ゲーム、痛みや恥ずかしさを極限まで突き詰める演出は、瞬く間に関西の中高生から絶大な支持を獲得。深夜枠でありながら高視聴率を記録し、関西ローカルの枠を越えて全国のお笑いファンの間で語り継がれる存在となりました。

当時の関西若手シーンは、ダウンタウンや千原兄弟といった偉大な先輩たちが東京進出を果たした直後であり、次世代のスター不在が叫ばれていた時期でした。そのプレッシャーの中で、自らの存在証明を賭けて泥水をすする覚悟でカメラの前に立っていたのが当時の彼らでした。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。