ひかがみ(膝裏)の痛みと腫れの正体とは?危険な兆候とセルフケア全解剖

ひかがみ(膝裏)の痛みと腫れの正体とは?危険な兆候とセルフケア全解剖

ひかがみ(膝裏)の痛みと腫れの正体とは?危険な兆候とセルフケア全解剖について分かりやすく解説いたします。詳細な分析をご覧ください。

インターネット上の健康情報やSNSにおいて、「膝裏のしこりは強く揉みほぐせばリンパが流れて消える」という言説が散見されますが、これは重大な医療事故を招きかねない極めて危険な誤解です。

もしそのしこりがベーカー嚢腫であった場合、強い指圧によって嚢腫が破裂し、内部に充満していた滑液がふくらはぎの筋肉内へと漏出することがあります。これにより激しい激痛や下肢全体の急激な腫脹(偽性血栓静脈炎)を引き起こし、数週間にわたり歩行が制限される事態へと発展します。

さらに危険なのが、静脈内に血栓が形成されている場合です。強いマッサージを加えることで血栓が血管壁から剥がれ落ち、血流に乗って肺動脈を閉塞させる「肺血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)」を誘発する恐れがあります。ひかがみの腫れやしこりに対して、原因を特定しないまま自己流の強い揉みほぐしを行うことは絶対に避けなければなりません。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。