ハード面の支援も質的な転換を迎えた。国際協力機構(JICA)が主導するプロジェクトは、従来の道路や港湾といった基礎インフラ整備から、スマートシティ構想や高度サイバーセキュリティ人材の育成支援へと軸足を移している。
国境を越えた人材の往来も、一方的な技能実習の形を脱し、高度人材の「共創」と「還流」を促すエコシステムへと再設計された。ハノイやホーチミンで経験を積んだ若きベトナム人エンジニアが日本企業でリーダーシップを発揮し、また日本からベトナムのスタートアップへ挑戦する起業家も急増している。この双方向の循環が、プロジェクトの実効性を下支えする。