スマブラ露出規制の真相|キャラ修正とレーティングが生んだ表現の葛藤

スマブラ露出規制の真相|キャラ修正とレーティングが生んだ表現の葛藤

スマブラ露出規制の真相|キャラ修正とレーティングが生んだ表現の葛藤に関する注目トピックを分かりやすく解説します。最新情報を求める方は必見です。

スマブラのグラフィック規制を巡っては、ネット上で長年信じ込まれている典型的な「2大誤解」が存在します。取材と事実関係の整理により、その盲点を明らかにします。

誤解1:「任天堂がポリコレに屈して勝手にデザインを変えた」という思い込み

SNSで頻繁に散見される批判として「任天堂が欧米のポリティカル・コレクトネス(PC)に過剰配慮してキャラを改悪した」という言説があります。しかし、これは業界のレーティング構造を無視した誤認です。 修正の最大の壁は、欧米の政治思想ではなく、日本国内の審査機関であるCEROの倫理規定そのものにあります。CEROのガイドラインでは、下着の露出や過激な胸の揺れが存在するだけで、対象年齢が一気に「CERO: B(12才以上対象)」や「CERO: C(15才以上対象)」へと引き上げられます。スマブラが目標とする「CERO: A(全年齢対象)」を維持するためには、国内基準を満たすだけで必然的にあの修正ラインへ到達せざるを得ないのです。

誤解2:「カメラを地面すれすれに置けば下着が見える裏技がある」というデマ

過去のシリーズ作(特に『大乱闘スマッシュブラザーズDX』や『大乱闘スマッシュブラザーズX』)では、一時停止時のカメラアングル自由度が高く、角度次第でスカートの中が見えてしまう仕様が存在していました。 しかし『スマブラSP』においては、モデルの内側に不可視のコリジョン(当たり判定)が張り巡らされており、スカート内部にカメラが近づくと自動的に暗転するか、あるいは内部が完全に空洞・黒塗りスパッツ化される強固なプログラム処理が施されています。ネット上で「SPで見えた」として出回っている画像のほぼ100%は、コラージュ画像か前作以前の古い画像、あるいは非公式の改造テクスチャです。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。