遠野市を訪れる際、まず理解しておきたいのが標高200〜300メートル前後の盆地地形がもたらす独特の気象メカニズムです。周囲を早池峰山をはじめとする山々に囲まれているため、沿岸部や平野部とは異なる局地的な気候が形成されます。
夏場は熱がこもりやすく日中の気温がぐんぐん上昇する一方、夜間は放射冷却によって急速に冷え込みます。秋から初冬にかけては盆地一面に濃い霧が立ち込める「朝霧」の絶景が見られる反面、視界不良による運転リスクも伴います。過去の天気・気象データを振り返っても、短時間での降雨や季節の変わり目における激しい気温変動が記録されており、空模様の急変に対する事前の心構えが欠かせません。