日常会話で頻繁に使われる「嫌悪感(けんおかん)」とは、対象に対して強く嫌い憎む気持ち、または不快で受け入れがたいと感じる情動を指します。心理学において嫌悪感は、喜び・怒り・悲しみ・恐怖・驚きと並ぶ人間の基本感情(ポール・エクマンの基本情動説)の一つに位置づけられています。
嫌悪感の類語には「拒絶感」「不快感」「嫌悪」「忌避感」「生理的嫌悪」などがあります。単に好みに合わない「嫌い(好悪)」や、相手を害したいと願う「憎悪(憎しみ)」とは異なり、嫌悪感には「対象から即座に離れたい、触れたくない、排除したい」という強い身体的・直感的な回避衝動が含まれる点が決定的な相違点です。