2011年9月、洋食エリーゼは多くの惜しむ声に包まれながら突如として暖簾を下ろしました。ネット上では当時「経営不振か」「味の継承トラブルか」といった憶測が乱れ飛びましたが、真相は全く異なる前向きな経営判断でした。
実態は、オーナーである武田氏が自店の強みであった「フライ技術」を極限まで突き詰めるため、揚げ物専門店「かつれつ四谷たけだ」へとリニューアルを図ったというものです。メニューを絞り込むことでオペレーションを磨き上げ、名物のカキバター焼きや極上ロースカツを生み出すという戦略的転換でした。しかしその裏で、エリーゼが長年誇ってきたシチューやハンバーグ、オムライスといった「煮込み・焼きの王道洋食」を惜しむ声が残されたのも事実です。