放送当時のSNSやネット掲示板における反響は凄まじく、Twitter(現X)では放送直後に「俺は嫌われてない」が即座にトレンド1位を獲得しました。週刊少年ジャンプ公式の第1回キャラクター人気投票で第2位(2,050票)、続く第2回でも第2位(13,281票)を維持した原動力の一端は、間違いなくこのシーンで見せたギャップにあります。
当時のネットの反応を振り返ると、以下のような論調が中心を占めていました。
「あんなにカッコよく助けに入ったのに、メンタル強すぎて草生える」
「強がりで言ってるんじゃなくて、本気で嫌われてないと思ってる顔なのが最高に愛おしい」
「しのぶさんの『嫌われている自覚がなかったんですね』の追い打ちコンボが芸術的」
また、インターネット文化の文脈において、かつて2ちゃんねる(現5ちゃんねる)で流行した悪名高いコピペ「俺は嫌な思いしてないから」(2012年発祥の利己的スラング)と語感が似ていたことから、ネット住民の間で比較ミームとしてパロディ化された経緯もあります。他者を完全に切り捨てる悪質スラングとは真逆の、「周囲から浮いているのに本人は至って善意でピュア」という冨岡義勇の天然な純朴さが、pixivや動画共有サービスを通じて爆発的な創作ブームを巻き起こしました。