旅行予約サイトやSNS上で頻繁に飛び交う「大江戸温泉物語 日光霧降は以前と何が違うのか」という疑問に対し、最も端的な答えは「大衆型格安温泉ホテルから、オールインクルーシブを標準化したプレミアムリゾートへの昇華」です。大江戸温泉物語グループが展開する「TAOYA」は、“ゆったりと、たおやかに”をコンセプトに掲げた上位ブランドであり、日光霧降はその旗艦施設として位置づけられています。
最大の変更点は、チェックインからチェックアウトまで財布を開くストレスから解放される「オールインクルーシブ」の全面導入です。到着時のウェルカムラウンジでのドリンクサービス、湯上がり処での生ビールやアイスキャンディー、夕食・朝食時のアルコールを含むフリーフロー、さらには夜食のバータイムに至るまで、すべてが宿泊代金に含まれる設計へ改められました。
施設面でも、著名建築家ロバート・ヴェンチューリ氏が手掛けたポストモダン建築のダイナミックな骨格を生かしつつ、エントランス、客室、レストラン、大浴場にいたる主要パブリックスペースが全面改装されました。かつての館内に漂っていた昭和・平成レトロな大衆娯楽の空気感は払拭され、木目を基調とした北欧モダンと和が融合した洗練の空間が広がっています。