ホテルの足元に広がるのは、巨匠ジョン・ジャーディが手がけた有機的な曲線美の世界だ。水と緑が流れるキャニオンを模したその空間は、人工物でありながら自然の息吹を感じさせる。
この特異なランドマークを街の心臓部に根付かせたのが、デベロッパーの雄である福岡地所株式会社だ。同社が切り拓いた都市開発の思想は、ホテルにも色濃く宿る。単に寝るためだけの箱を用意するのではなく、外に出れば即座に文化と祝祭の渦に巻き込まれる設計。客室の窓から見下ろす湾曲したテラスや水辺のパースペクティブは、他のどこにもない博多特有の都市景観を眼前に差し出してくれる。