深川を語る上で絶対に外せないのが、江戸三大祭りの一つに数えられる深川八幡祭り(富岡八幡宮例大祭)だ。別名「水掛け祭り」とも呼ばれ、担ぎ手に豪快に水を浴びせかける熱狂の祭礼は、この地に根付く強烈なコミュニティの結束力を象徴している。
公益財団法人江東区文化コミュニティ財団が運営を支える当館では、こうした地域の無形文化や祭礼の記憶を後世に伝える役割も担っている。展示スペースの随所に散りばめられた祭り提灯や道具の意匠からは、数百年を超えて受け継がれてきた下町衆の誇りとエネルギーが今もなお鮮烈に伝わってくる。