タイヤが太い自転車は街乗りで後悔?失敗しない選び方と最新事情

タイヤが太い自転車は街乗りで後悔?失敗しない選び方と最新事情

タイヤが太い自転車は街乗りで後悔?失敗しない選び方と最新事情について見逃せない 注意点を分かりやすく解説いたします。

デザインに一目惚れして購入したものの、「街乗りで激しく後悔した」という声がネット上の掲示板やSNSで後を絶ちません。購入者を悩ませる最大の要因は、日本の都市インフラとのミスマッチにあります。

最たる問題が、「ファットバイク駐輪場入らない」問題です。駅前や商業施設、マンションに設置されている車輪差し込み式(スライド式・前輪ラック式)駐輪場の多くは、タイヤ幅50〜60mm(約2.0〜2.3インチ)を想定して設計されています。幅100mmを超えるファットバイクのタイヤはラックの溝に収まらず、無理に押し込もうとすればディスクブレーキのローターやスポークを破損する危険があります。結果として平置きスペースしか使えず、日常の駐輪場所探しに疲弊するケースが頻発しています。

次に挙げられるのが、圧倒的な車体重量と走行抵抗です。一般的なクロスバイクが10〜12kg程度であるのに対し、ファットバイクはフレームと巨大なホイール・タイヤだけで18〜23kgに達します。信号待ちからの漕ぎ出しや登り坂では太ももに強烈な負荷がかかり、ストップ&ゴーの多い日本の街中では体力を著しく消耗します。

さらに見落とされがちなのが、雨天時の泥ハネとタイヤ交換コストです。極太タイヤは路面の雨水を大量に巻き上げますが、専用フェンダー(泥除け)を装着していないと背中や足元が泥だらけになります。また、特殊サイズゆえに一般的な街の自転車店ではチューブやタイヤの在庫がなく、取り寄せに日数を要するうえ、タイヤ1本の交換費用が8,000円〜1万5,000円前後と高額になる点も維持費の負担として重くのしかかります。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。