野面とは?読み分けの真相から野面積みと切込接ぎの違いまで徹底解説

野面とは?読み分けの真相から野面積みと切込接ぎの違いまで徹底解説

野面とは?読み分けの真相から野面積みと切込接ぎの違いまで徹底解説について見逃せない ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。

Q1:「野面」の正しい読み方は「のづら」「のもて」のどちらですか?
A1:文脈によって使い分けられます。城郭の石垣や石材、造園用語としては「のづら」と読むのが定着しています。一方、野原の表面を指す文学的・古語的な表現では「のもて」「のづら」の双方が用いられます。なお、厚かましい顔を指す俗語表現は「のづら」と読みます。

Q2:「野面積み」の代表的な城郭はどこで見ることができますか?
A2:滋賀県の安土城跡、兵庫県の竹田城跡、滋賀県の坂本地区の石垣群(穴太衆積み)、福井県の北ノ庄城跡や丸岡城などが有名です。現存天守を持つ丸岡城の天守台石垣は、典型的な古式野面積みとして知られ、荒削りながら力強い当時の景観を今に伝えています。

Q3:なぜ野面積みの石垣には小さな石がたくさん挟まっているのですか?
A3:あれは「間詰石(まづめいし)」と呼ばれる極めて重要な部材です。自然石同士は形が不揃いなため、大きな石を積んだだけでは接触面が少なく不安定になります。その隙間に小石を硬く打ち込むことで、石垣全体の荷重を均等に分散させ、石が動かないよう強固にロックしています。

Q4:「野面積み」と「穴太積み(あのうづみ)」は同じ意味ですか?
A4:厳密には異なります。「野面積み」は自然石を加工せずに積む工法の名称(形態)を指します。一方の「穴太積み」は、近江国の石工集団「穴太衆」が手掛けた石積みの通称です。穴太衆は野面積みだけでなく、のちの打込接ぎや切込接ぎも手掛けているため、工法名と職人集団の技術ブランド名の違いとして区別されます。

山崎 陸
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山崎 陸

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