なぜ、彼らの共演は長年にわたり「不可能」とされてきたのか。そこには単なる個人の感情を超えた、昭和から平成へと続くメディアと芸能事務所の構造的な壁が存在していた。
関西の演芸文化を背景に持ち、巨大帝国である吉本興業の絶対的エースとして上京したダウンタウン。一方で、東京の素人参加番組から頭角を現し、帝京高校の同級生というタッグで既存の芸界のルールを破り続けてきたとんねるず。東西のカルチャーギャップ、そして互いが看板バラエティ番組を背負う絶対的存在であるという自負が、直接的な接触を遠ざけていたのは事実だ。しかし関係者の証言を総合すると、当人同士に個人的な憎しみがあったわけではない。周囲のスタッフやメディアが過剰に配慮し、「共演NG」という巨大な都市伝説を作り上げていったのが真相に近い。