鴨川をはじめとする都市河川で巨大個体が多発している背景には、深刻な「外来種問題」が横たわっています。1970年代、食用目的で中国から輸入されたチュウゴクオオサンショウウオが養殖場などから逃げ出し、野外で日本の在来種と交配を繰り返しました。
現在、鴨川水系で捕獲・調査される個体の9割以上が交雑種(ハイブリッド)であることが研究機関の遺伝子解析で判明しています。交雑種は在来の日本固有種に比べて成長スピードが早く、より巨大化しやすい上に食欲も旺盛です。その結果、純粋な日本固有種が生息地を追われ、遺伝的な絶滅の危機に瀕しています。