二人の接点を語る上で避けて通れないのが、2008年に放送されたTBS系金曜ドラマ『魔王』だ。大野智が演じたのは、復讐に燃える冷徹な弁護士・成瀬領。そして小林涼子は、彼の心を唯一救うキーパーソンであり、サイコメトリー能力を持つヒロイン・咲田しおりを演じた。
当時、二人が醸し出す独特の空気感と切ない演技は、多くの視聴者の涙を誘った。ドラマの結末があまりにも悲劇的だったからこそ、「現実世界では幸せになってほしい」というファンの祈りにも似た願望が、長年にわたってくすぶり続けていたのだ。あれから18年。かつての共演作が、令和の今再び脚光を浴びる背景には何があるのか。