『虹』の圧倒的な叙情性をさらに加速させた要因として、キューンレコードからのリリースと共に決定した『劇場版 るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 維新志士への鎮魂歌』の主題歌起用が挙げられる。かつての人斬りとしての過去を背負いながら、新たな時代を生き抜こうとする主人公・緋村剣心の孤独な戦いは、バンドが抱えていた葛藤と奇跡的なまでにシンクロしていた。
アニメーション映画の壮大な世界観と楽曲のドラマチシズムが見事に融合したことで、単なるタイアップの枠組みを超えた化学反応が生まれた。暗闇の先に微かな光を見出す歌詞の力強さは、映画のスクリーンを通じて多くの観客の涙を誘い、バンドの復活劇を決定づけるテーマソングとして日本全国に浸透していくこととなった。