かつてライブドアを率いて日本のIT業界を塗り替えた熱狂と、その後に訪れた突然の拘束。多くの人々は彼のキャリアが完全に途絶えたと考えた。だが、現実は違っていた。罪を償い出所した彼が向かったのは、画面の中のIT空間ではなく、果てしない大宇宙だった。
彼が設立・支援する民間ロケット開発企業「インターステラテクノロジズ」の挑戦は、かつて監獄の窓から見上げた空への渇望と無縁ではない。IT界の寵児から宇宙産業のパイオニアへ。どん底の受刑生活を経て成し遂げたこの転身こそ、日本経済史における最も鮮烈な再生劇と言えるだろう。