有田氏の政治活動を語る上で欠かせないのが、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題解決に向けた長年の徹底した取り組みだ。ジャーナリスト時代からの告発活動は彼の最大のアイデンティティであり、今回の選挙でも関連問題の解明と政界からの影響排除を強く訴えた。
しかし、この強烈なワンテーマ性が、かえって有権者像を絞り込んでしまったとの指摘もある。連日の物価高や実質賃金の低下に苦しむ一般庶民の目線からは、「宗教問題の追及も重要だが、まずは今日の暮らしをどうにかしてほしい」という不満が聞こえた。社会問題への切り込みが、日々の経済政策への期待感を上回ることができなかった側面は否定できない。