テレビ東京が誇る年末年始の名物特番『やりすぎ都市伝説』をはじめ、『稲川淳二の怪談グランプリ』といった名誉あるステージで異彩を放ってきた彼。しかし、地上波放送の現場には「尺の壁」と「自主規制」という強固なフィルターが立ちはだかる。
当時の現場スタッフが語るには、カメラが回る直前、スタジオの空気が突然重くなり、機材トラブルが頻発した収録回があったという。梅木一仁が語った都市伝説の核心部分には、あまりにも実在の政財界や特定地域の暗部に触れすぎる内容が含まれていたため、プロデューサー判断で泣く泣く放送が見送られた。画面に映し出されたのは、彼が持つポテンシャルのほんの一片に過ぎなかったのだ。