2012年に放送が開始された『特命戦隊ゴーバスターズ』。東映株式会社とテレビ朝日が手掛けた本作は、従来の特撮ドラマの枠組みを超えたスパイアクション要素とシリアスな世界観で大きな注目を集めた。当時わずか16歳だった小宮有紗は、変身ヒロインという大役に抜擢され、まさに試行錯誤の日々を過ごしていたという。
撮影現場は連日、早朝から深夜に及ぶハードスケジュール。スーツアクターとの細かな動作の擦り合わせや、CG合成を前提としたグリーンバックでの演技など、未経験の課題が次々と突き付けられた。しかし、彼女は弱音を吐くどころか、果敢にスタントなしの立ち回りに挑戦。真夏の炎天下で行われた爆破ロケでも笑みを絶やさず、スタッフ陣を驚かせたというエピソードは今も語り草だ。若い情熱と現場の緊張感が、彼女の女優としての肉体性と根性を叩き上げた。