相方のブレイクを誰よりも客観的に、そしてしたたかに見つめていたのがレイザーラモンRGだった。相方が脚光を浴びる中、彼はあえて徹底的な黒子や引き立て役に徹した。だが、そこで終わる男ではなかった。
著名人のモノマネから、歌に乗せてなかなか言わない「あるあるネタ」まで、RGが開拓したコメディの領域は唯一無二だ。かつて『M-1グランプリ』の舞台で見せたような漫才の枠組みを超えた実験的アプローチは、お笑いマニアから批評家までを唸らせた。相方の熱狂が去った後、今度はRGの狂気とも言える才能が爆発し、コンビの寿命を半永久的なものへと書き換えた。