悪性リンパ腫のしこり写真|放置は危険?医師が教える見分け方

悪性リンパ腫のしこり写真|放置は危険?医師が教える見分け方

悪性リンパ腫のしこり写真|放置は危険?医師が教える見分け方についての最新情報をご紹介します。

情報化社会において、病気に関するデマや不正確な俗説は後を絶ちません。悪性リンパ腫のしこりに関して流布している代表的な3つの誤解を正します。

誤解①:「しこりを揉みほぐせば血流が良くなって治る」
これは極めて危険な行為です。リンパ節の腫れを「老廃物の詰まり」と勘違いし、美顔ローラーや強引なマッサージで刺激する人がいます。もし悪性腫瘍であった場合、物理的な強い刺激は炎症の悪化や病変周囲への予期せぬ負担を招くだけであり、決して自己流の揉みほぐしを行ってはなりません。

誤解②:「血液検査で異常がなければ悪性リンパ腫は完全に否定できる」
健康診断や人間ドックの一般的な採血で「異常なし」と出たからといって、悪性リンパ腫ではないとは言い切れません。リンパ腫疑い血液検査詳細まとめとして知られるように、sIL-2R(可溶性インターロイキン-2レセプター)やLDHといった特殊な腫瘍マーカーは通常の健康診断項目には含まれておらず、初期や低悪性度群ではこれらマーカーすら基準値内に収まるケースが存在します。

誤解③:「悪性リンパ腫=不治の病で助からない」
昭和のドラマなどのイメージから絶望的な受け止め方をされることがありますが、現代の血液腫瘍学は飛躍的に進化しています。悪性リンパ腫生存率と現在の治療成績を比較すると、分子標的薬(リツキシマブ等)の登場や新規抗体薬、CAR-T細胞療法の確立により、全体の5年相対生存率は約65〜70%に達し、ホジキンリンパ腫や一部のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫では80%以上の寛解率(治癒)が期待できるようになっています。「早期発見・早期治療」が何よりも生存率を高める鍵となります。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。