酸素ボンベの残量および使用可能時間を正確に割り出すためには、物理的な体積計算のロジックを理解しておくことが第一歩となります。基本となる計算式は以下の通りです。
【酸素ボンベ残量計算の基本公式】
残量(L) = ボンベの内容積(L) × ボンベの内圧・残圧(MPa) × 10(大気圧換算係数)
【酸素ボンベ使用可能時間の計算公式】
使用可能時間(分) = 残量(L) ÷ 指示された酸素流量(L/分)
医療用酸素ボンベに表示されている圧力計の単位は現在「MPa(メガパスカル)」が標準ですが、旧型のボンベや圧力調整器では「kgf/cm²」が用いられているケースもあります(1MPa ≒ 約10kgf/cm² / 約10気圧)。ボイルの法則に基づき、高圧で圧縮された気体は大気圧(約0.1MPa)下に解放されると約10倍の体積に膨張するため、残圧(MPa)に10を掛けることで大気圧換算の気体容量が算出できます。