TSUTAYA八戸ニュータウン店の営業終了が発表された際、SNSや地元コミュニティでは深い喪失感と感謝の声が溢れました。八戸ニュータウン地区は子育て世代の転入が多いエリアであり、同店は単なる物販店以上の役割を果たしていました。
地域住民や常連客から寄せられた主な声には、以下のような生活実感のこもった証言が目立ちます。
- 子育て世代の母親:「週末に子どもと一緒に絵本や学習ドリルを選び、文房具を見るのがお決まりのコースだった。ネット通販では味わえない『偶然の出会い』が失われて本当に寂しい」
- 30代会社員:「深夜まで営業していた時代は仕事帰りに立ち寄って新作コミックやCDを探すのが息抜きだった。レンタル終了後も本の購入で通っていたが、ついにこの日が来てしまった」
- 学生の利用者:「参考書選びで中身を比較できる場所が近所になくなってしまい、八戸駅周辺や中心街まで出向く必要が出て不便になった」
現場を観察すると、八戸ニュータウンにおける同店の存在意義は「知的好奇心を刺激するサードプレイス(居心地のよい第三の場所)」であったことが分かります。店員手作りのポップや地元作家の特設コーナーなど、温かみのある売り場づくりが評価されていただけに、日常の生活動線からリアルな本屋が消えることに対する地域社会の危機感は小さくありません。