日本最大の淡水湖である琵琶湖を舞台にする以上、環境配慮への要求は極めて高い。湖上に広がる花火の残骸や化学物質による水質汚染のリスクに対し、大会側は厳しい自主基準を設定した。使用される花火玉には、自然分解しやすい生分解性プラスチックや環境負荷の少ない発色剤が採用されている。
また、打ち上げ翌朝の清掃活動には、各都市の市民ボランティアや地元企業が参加する広域クリーンアップ作戦が組まれている。湖底に沈下した破片を回収するためのダイバーチームも水面下で待機。花火大会が終わった後の美しい琵琶湖を次世代へ引き継ぐ姿勢こそが、今回の取り組みに強い正当性を与えている。