一式戦闘機「隼」と零戦の決定的な違い|驚異の旋回性能と現存機の真相

一式戦闘機「隼」と零戦の決定的な違い|驚異の旋回性能と現存機の真相

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一式戦闘機の名を不朽のものとしたのが、加藤建夫(かとうたてお)中佐率いる「飛行第64戦隊」、通称加藤隼戦闘隊です。マレー作戦からビルマ航空戦に至る過酷な戦局下で、連合軍航空部隊を相手に圧倒的な戦果を挙げました。

第64戦隊が記録した敵機撃墜・撃破数は公認記録だけでも200機を超え、英空軍のハリケーンや米義勇軍フライング・タイガース(AVG)のP-40を次々と撃破。加藤隊長が徹底した「編隊連携空戦」と「徹底的な整備維持」は、個人の技量頼みになりがちだった当時の空戦思想を一歩進めたものでした。

当時の特番インタビューや自著・手記で語られた現場搭乗員の証言には、隼に対する絶対的な信頼が残されています。

「隼の舵は体の一部だった。バンクを傾けた瞬間、蝶型フラップを開けば敵機の背後へ一瞬で回り込める。この飛行機で落とせない敵はいないと本気で信じていた」——こうした生々しい告白からも、現場パイロットたちが隼の旋回性能と扱いやすさにどれほど助けられていたかが窺えます。連合軍側もコードネーム「Oscar(オスカー)」と名付けた隼に対し、「格闘戦に巻き込まれるな、一撃離脱に徹せよ」と厳重な警戒指令を発令していました。

佐藤 大輔
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佐藤 大輔

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