結論から述べると、現代の日本においてオーストラリアを漢字一文字で表す場合は「豪」を用います。新聞の見出しやテレビのニュース速報、外務省の公式文書などでも、すべて「日豪首脳会談」「豪ドル」「訪豪」といった形で統一されています。
では、かつて頻繁に使われていた「濠」との間にはどのような違いがあるのでしょうか。意味合いとしてはどちらも同じ国(オーストラリア)を指していますが、使い分けの基準は「現代の標準表記」か「歴史的・慣用的な旧表記」かという点にあります。
現在でも一部の伝統ある私立学校の同窓会組織や、戦前から続く企業・文学作品のタイトルなどに「濠」の字が残されているケースは見られます。しかし、ビジネス文書や公的な案内、日常のコミュニケーションで記述する際は、迷わず「豪」を選択するのが現代の正しいルールです。