文末の形を意図的に崩すことで、読者の視線を強く引きつけるのが「体言止め」と「倒置法」です。いずれもテストの記述問題で「どのような効果があるか」を問われやすい代表格と言えます。
体言止めは、文末を動詞や形容詞ではなく名詞(体言)で締めくくる技法です。体言止めの効果は主に次の3点に集約されます。
① 言葉のリズムを整え、歯切れを良くする
② 名詞そのものを強調し、読者に強い印象を与える
③ 文末を言い切らないことで余韻や情緒を残す
【例文】
・通常文:「一面に桜の花が咲き乱れていた。」
・体言止め:「一面に咲き乱れる桜の花。」
続いて、語順を通常とは逆にする倒置法の使い方です。日本語の標準的な語順である「主語+修飾語+述語」を意図的に入れ替えます。
【例文】
・通常文:「私たちは二度とあの場所へ戻らない。」
・倒置法:「戻らない、二度とあの場所へは。」
倒置法を用いることで、先に述べた言葉が際立ち、後に続く言葉への期待感や劇的な緊張感を高めます。テストで効果を問われた際は、「伝えたい内容(感情・動作など)を強調し、印象を強める」と記述するのが確実です。