塗装トラブルの約8割は、「サーフェイサー 指触乾燥 完全乾燥 違い」を理解していないことに起因します。表面に指で触れてベタつきがない状態(指触乾燥)であっても、塗膜の内部にはまだ有機溶剤や水分が閉じ込められています。
溶剤が内部に残ったまま次の工程に進むと、以下のような致命的な失敗が発生します。
1. ヤスリがけ時の塗膜ヨレ・目詰まり
完全に硬化していないサフに耐水ペーパーを当てると、削り粉がサラサラと落ちず、消しゴムのカスのようにネバついてペーパーの目を一瞬で詰まらせます。最悪の場合、パーツの角からサフの膜がペリペリと剥がれてしまい、下地ごとやり直す羽目になります。
2. 本塗装後の「ヒケ」と「シワ寄り」
サーフェイサー 生乾き 失敗 原因として極めて多いのが、上塗り塗料の溶剤による再溶解です。下地が生乾きの状態でラッカー本塗装を行うと、上塗りの溶剤が下層の未硬化サフを溶かし、塗膜がひび割れたり、縮み(ちりめん現象)を起こしたりします。さらに数日経ってから下地が縮み、消したはずの合わせ目やキズが浮き出てくる「ヒケの再発」もこれが原因です。