2012年11月、ロンドン五輪での金メダル獲得と世界大会16連覇の偉業を讃え、日本政府から国民栄誉賞が授与されました。当時30歳での受賞は、当時の個人としては最年少記録(後に羽生結弦選手が更新)となる歴史的な出来事でした。
授与の背景には、単にメダルを獲り続けただけでなく、女子レスリングという競技の社会的地位を飛躍的に向上させた功績があります。アテネ五輪以前はマイナー競技と見なされることも多かった女子レスリングを、国民的人気スポーツへと押し上げた原動力は間違いなく彼女の快進撃でした。
また、東日本大震災の翌年であったロンドン五輪において、最後まで攻め続ける気迫のレスリングで日本中を勇気づけた点も高く評価されました。表彰式で見せた無邪気な笑顔と、胸に輝く金メダルは、多くの人々に復興への勇気と活力をもたらしたのです。