近年、ネット上で手軽に試せるデジタルジンクスとして圧倒的なアクセス数を集めているのが「中国式産み分けカレンダー」と、初期エコー写真を使った「ベビーナブ(Baby Nub)」判定です。
中国式産み分けカレンダー(清宮図)は、約700年前の中国王朝で皇族の性別把握のために作られたと伝わる統計表です。受胎した時点での「ママの数え年」と「受胎月(旧暦)」を掛け合わせて性別を割り出します。ネット上では「当たる確率が90%以上」と誇張されることもありますが、北米や欧州の研究機関が行った数千〜数万件規模の追跡調査では、的中率は約50%〜52%と一般的な出生比率と変わらないことが判明しています。現代の西暦と旧暦の変換ミスや数え年の計算違いも起きやすいため、あくまで娯楽ツールとして捉えるのが妥当です。
一方で、単なる迷信とは一線を画す注目株が「ベビーナブ」です。
妊娠11週〜13週(妊娠初期の終わり頃)のエコー写真に写る「生殖結節(Genital Tubercle)」と呼ばれる突起の角度から性別を推測する手法です。男女問わず、この時期の胎児には股間に突起が存在しますが、その向きに違いが生じます。
- 女の子のベビーナブ:背骨のラインに対して突起がほぼ平行(角度が10度未満、または下向き)。
- 男の子のベビーナブ:背骨のラインに対して突起が斜め上(30度以上の角度で上向き)に立ち上がっている。
ベビーナブは解剖学的な発生プロセスに基づいているため、鮮明な側面の正中面エコー写真が得られれば、妊娠12週以降で75〜90%近い的中率を記録した医学論文も存在します。赤ちゃんの姿勢やエコーの解像度に左右されるものの、数あるジンクスの中では極めて高い信頼性を持っています。