この革新的なフットウェアは、元プロトライアスリートであるオリヴィエ・ベルンハルド (Olivier Bernhard) の切実な悩みから生まれた。度重なる足の故障に苦しんでいた彼は、散水用ホースを切断して既存シューズのソールに貼り付けるという奇抜な実験を開始。衝撃は吸収するが推進力は損なわない理想のソールを追い求めた。
そのプロトタイプに共鳴した仲間と共に立ち上げられたのがオン・ホールディング (On Holding AG) である。さらに2019年、同郷スイスの生ける伝説であるテニスプレイヤー、ロジャー・フェデラー (Roger Federer) がシニアチームのメンバーおよび投資家として電撃参画したことでブランドの成長曲線は垂直に跳ね上がった。フェデラーの研ぎ澄まされた美意識とアスリートとしてのフィードバックは、ブランドに比類なき品格と説得力を与えた。