しのぶの死を目撃し、絶望の中で立ち上がったカナヲ。そこに乱入したのが、野生の勘で戦場を駆け抜ける嘴平伊之助だった。ここで明かされたのは、あまりにも残酷な真実である。伊之助の母・琴葉を殺害し、喰らった犯人こそが目の前にいる童磨だったのだ。
「母の愛」を知らずに育った伊之助が、幼少期に注がれていた本物の愛情を知る瞬間。そして、師であるしのぶを失ったカナヲの冷徹な怒り。二人の感情が爆発した戦闘シーンは、読者の胸を容赦なく締め付ける。カナヲは失明のリスクを冒して「花の呼吸 終ノ型 彼岸朱眼」を発動。視界が真っ赤に染まる中で童磨の首を捉えた。