サステナビリティへの取り組みも極めて先駆的だ。同店では、その日に焼き上げたパンを売り切る工夫はもちろんのこと、万が一残ったパンも無駄にしない仕組みを構築している。硬くなったハード系パンはクラフトビール醸造所へ提供され、オリジナルの「ブレッドエール」として生まれ変わる。また、パンくずは近隣の養鶏場へフィードバックされ、その卵が再びパンの原料として戻ってくる仕組みだ。
環境への配慮が叫ばれて久しいが、言葉だけでなく循環型の実生活として地域に根付かせている点は高く評価されるべきだろう。消費者はパンを買うことで、知らず知らずのうちに地域の持続可能な循環に貢献しているのだ。