『プラネタリウム』を取り巻く噂は、歌詞の解釈だけに留まりません。2000年代中盤のインターネット掲示板(2ちゃんねる等)を中心に、実体験に基づく怪談として2つの大きな都市伝説が流布しました。これらのプラネタリウム 怖い話 真相を客観的事実から検証します。
1つ目は「元彼がバイク事故で亡くなった実話説」です。大塚愛がデビュー前に交際していた男性がバイク事故で急逝し、その彼が生前にプレゼントしてくれたプラネタリウムの機械や星空の思い出を元に書き上げたというエピソードです。この説は非常にドラマチックであったため、ファンの間で瞬く間に定説のように語られるようになりました。しかし、大塚愛本人や所属事務所(エイベックス)がこの事実を公式に認めた記録は一切存在しません。
2つ目は「音楽番組での心霊現象の噂」です。テレビ朝日系『ミュージックステーション』や生放送の音楽特番で『プラネタリウム』を歌唱した際、「曲の途中で『ありがとう』という男性の囁き声が聴こえた」「誰もいない場所から拍手の音が鳴り響いた」という怪奇現象の噂がネット上を駆け巡りました。
この心霊現象の真偽について音響技術者や当時の番組スタッフの証言を精査すると、生放送特有のマイクのハウリング(音声の回り込み)や、バック演奏のシンバル・リバーブの残響音が特定の周波数でノイズとして認識されたものであることが判明しています。人間の脳が意味のない音を人の声と誤認する「パレイドリア現象」の一種であり、楽曲の持つ哀愁と都市伝説が結びついた結果生まれた集団的な錯覚といえます。