そもそも「党派」とは、政治的な主義主張や利害を同じくする人々の集まり、すなわち政党や会派を意味する。その頭に「超」を冠するこの概念は、政党の利益よりも国益や国民生活の優先をうたうものだ。単一の与党が圧倒的な過半数を占めていた時代には、与野党の対立構造こそが政治の日常であり、協調の出番は限定的だった。
だが、政治の多様化と複雑化が進むにつれ、従来の「与党vs野党」という単純な二項対立では対応しきれない課題が噴出。特定テーマに絞った議員連盟(議連)などを通じ、党派の枠を外した法案提出や施策の提言が活発化してきた。超党派の取り組みは、不毛な足引っ張り合いを排し、合意形成を促進するための現実解として発展してきた歴史を持つ。