判定決着となった試合においても、決して退屈な展開はなかった。特にバンタム級の注目カードでは、ミリ単位の位置取りとポジションコントロールを巡る極限の駆け引きが3ラウンドにわたって繰り広げられた。
ジャッジの採点が割れたこの一戦、勝敗を分けたのは「ダメージの印象」と「コントロール時間」のどちらを重く見るかという点だ。ガードポジションからの積極的なサブミッション狙いと、上からの削りの打撃。審判員のスコアカードが示す数値以上に、両者の技術的引き出しの多さが光るハイレベルな攻防であり、観客を息を呑ませる緊張感が途切れることはなかった。